ポーランド物流会社のOTロジスティクスが、モンテネグロ・バール港の民営化入札に参加する意向だ。国営テレビのRTCGが先ごろ報じたところによると、同社は港湾運営会社の持ち分の30%に対し710万ユーロで入札し、さらに今後3年で1,710万ユーロを投資する方針を示しているという。
この件について、モンテネグロ民営化庁は1月23日に競売参加者との交渉を開始する。同庁の試算によると、従業員400人の当該港湾運営会社の企業価値は約2,040万ユーロ。
当該港湾については、セルビア政府も出資に関心を示している。バール港は、フィアット・クライスラーのセルビア・クラグエバツ工場で生産された自動車の輸出港として極めて重要な物流拠点だからだ。ただ、今のところセルビア政府は具体的な入札額を示していない。