鉄道インフラのPKP PLK、国内北部を近代化

ポーランド国鉄傘下の鉄道インフラ会社PKP PLKが、国内北部の路線を近代化する準備を進めている。国内最大の港湾都市であるグダニスクとバルト海沿岸のカシュビア地方の路線整備に重点を置くとともに、第2ルートとして同地方のブィドゴシュチュと港町グディニャを結ぶ路線を新設する計画だ。投資額は16億ズロチ(3億6,600万ユーロ)を見込む。

現在、計画立案および建設監督関連の書類を作成している。2019年までに計画を策定し、20-22年の3年間で工事を実施する予定。

計画によると、グダニスクと近隣のオソヴァおよびコシチェジナを結ぶ路線(201号線)を2軌道に拡張し、電気化する。これにより、貨物列車は時速100キロメートル、旅客列車は140キロメートルでの走行が可能になる。また、近隣交通などで利用の多い同路線の一部支線も電気化して刷新する。

PKP PLKは2013から15年にかけて、265億ズロチを投じて全長4,000キロメートルに及ぶ鉄道網の大規模な近代化工事を実施。貨物輸送を迅速化するため、カトヴィツェ、ヴロツワフなどの主要貨物路線を刷新した。(1PLN=27.95JPY)

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