ハンガリーのタイヤ市場は2021年まで年平均9%の成長を続ける見通しだ。市場調査会社のチェチ・リサーチ(TechSci Research)が先ごろ発表した「ハンガリー・タイヤ市場の見通しとチャンス」の中で明らかにした。同国ではタイヤ需要の伸びと自動車登録台数の伸びが予想され、新たなタイヤメーカーの進出が見込まれるとしている。
同国の国内総生産(GDP)は国民1人当たり1万2,259ドルに達している。また、政府は複数のインフラ関連プロジェクトを実施していることから商用車への需要が増加しており、それに伴いタイヤ需要も拡大している。特に燃費や耐用距離の理由からラジアルタイヤの需要の伸びが大きい。
ハンガリーに進出しているタイヤメーカーでは仏ミシュラン、韓国ハンコック、独コンチネンタル、米グッドイヤーの他、ブリヂストンが大きなシェアを持つ。