ペプシコ、チェコ事業を強化

米飲料・食品大手のペプシコがチェコでの生産を拡大する。現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』が先ごろ報じた。今年4月からプラハ工場の生産量を20%引き上げるとともに、新しい充填用設備を稼働させる予定だ。投資額は1億5,000万コルナ(約550万ユーロ)。同工場で生産されている飲料はチェコの他、ポーランド、ハンガリー、ドイツに出荷している。

生産拡大と併せ、小規模小売事業者への流通網を拡充するため物流体制を強化するほか、飲料ブランド「トマ」のパッケージを刷新して販売促進を図る。同社は今年1月から映画館チェーン大手シネマ・シティーと提携するなど販売網を拡充してきた。国内ではペプシ及びトマの他、ミリンダ、7Up、リプトン、ロックスターのブランドを展開している。

このほか、同国での菓子類の売上比率を現在の25%から世界全体の売上比率である50%に近づける方針だ。

同社の2015年のチェコ事業の売上高は前年比3%増の21億4,000万ユーロ(7,900万ユーロ)。最終損益は3,300万コルナの赤字だった。(1CZK=4.50JPY)

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