モナコの車部品メーカーがルーマニアに新工場、ダチア向けに

モナコの自動車部品メーカー、メカプラスト(Mecaplast)がルーマニアに新工場を開設する。同社の関係者が8日、南東欧経済紙『SeeNews』に明らかにしたもので、同国の自動車大手ダチアのSUV「ダスター」向けにエンジン部品や内外装の塗装部品を生産する。投資額は1,000万ユーロ。

新工場は南部ピテシュティとミオヴェニの中間に位置し、ブラウンフィールド投資(既存施設や遊休地を活用する事業)により開所する。操業開始は10月の予定。2020年の売上高で1,700万~2,000万ユーロを見込む。

同社は昨年11月、射出成型部品製造のルーマニア企業ダイアプラストを買収した。ミオヴェニにある同子会社の工場(施設面積約3,000平方メートル)で今年1月からダチア「ダスター」向けにルーフキャリアを製造している。

メカプラストは1955年の設立。世界18カ国に37カ所の拠点を持ち、6,000人を雇用する。2014年の売上高は6億7,900万ユーロだった。

上部へスクロール