オランダの食品加工協同組合フリースランド・カンピーナに属するハンガリー酪農協同組合アルフェルディ・テーイ(Alfoldi Tej)は先ごろ、東部デブレツェンに乳製品工場を新設すると発表した。生産能力を拡大し、年間売上高を100億フォリント引き上げるのが狙い。投資額は120億フォリント(約3,900万ユーロ)で、うち48億フォリントを政府の助成で賄う。
アルフェルディ・テーイは投資の理由として、西部セーケシュフェヘルヴァールにある既存工場の加工能力(年2億4,500万リットル)が年間調達量(3億2,000万リットル)を大きく下回っていることを挙げている。新工場ではチーズ8,500トン、粉末状加工品7,000トンなどを生産し、製品の約3割を中国へ出荷する計画だ。181人の雇用創出を見込む。
アルフェルディ・テーイは生乳調達量でハンガリー最大の規模を誇り、組合員の生産量が国内総生産量の4分の1に上る。新工場建設を機に、調達量をさらに拡大する方針だ。(1HUF=0.39JPY)