日本海洋掘削(JDC)は21日、ガスプロムの石油子会社であるガスプロムネフチが進めるサハリン3プロジェクトに関連し、掘削工事を受注したと発表した。受注金額は3,200万米ドルの見込み。着工は6月上旬で、終了まで約130日を要する見通しだ。
契約はJDCの連結子会社でパナマ法人のハクリュウ5と、サハリン3プロジェクトを担当するガスプロムネフチ子会社、ガスプロムネフチ・サハリンとの間で結ばれた。サハリン沖のアヤシスキー鉱区で、セミサブマーシブル型リグ(半潜水型掘削装置)「ハクリュウ5」を投入して作業が進められる。
ガスプロムネフチ・サハリンは先月、アヤシスキ―鉱区における開発生産免許(期間22年)を取得した。同鉱区の可採埋蔵量は1億toe(石油換算トン)と推定されている。