PKNオルレン、燃料地下貯蔵施設拡張に投資

ポーランド石油最大手のPKNオルレンはこのほど、岩塩層を利用した石油地下貯蔵施設の拡張に2億ズロチ(約4,700万ユーロ)を追加投資すると発表した。岩塩層から塩水を抜き取った後にできる空洞を石油の長期的な貯蔵場所として利用するもので、特に塩水輸送用パイプラインの整備に投資する。

オルレンは現在、国内西部のグラとモギルノにある岩塩層で年間約900万立方メートルの塩水を生産し、主にソーダなどの化学品メーカーにパイプラインで供給している。今回の投資では、45キロメートルに及ぶ新たなパイプラインの建設と56の既存パイプラインの刷新を行う。これによりモギルノからグラへの塩水輸送と、モギルノの塩水生産量の5割増を実現する。

オルレンは今年中にグラで新しい用水ポンプ場を整備し、塩水供給量を大幅に引き上げる予定だ。また、今年はグラで、来年はモギルノで岩塩層の新たな掘削作業を行う。(1PLN=28.01JPY)

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