ハンガリー中央統計局が2月27日発表した2016年11-2017年1月期の失業率は、前年同期を1.9ポイント下回る4.3%となり、統計を取り始めた1999年以降で最低の水準となった。15~64歳の失業者数は19万8,000人で、8万2,000人減少した。
年齢別では、15~24歳の若年層の失業率が11.1%、25~54歳の働き世代が3.7%、55~64歳が4.1%で、それぞれ前年同期から3.1ポイント、1.9ポイント、1.2ポイントの幅で改善した。ただし、若年層の失業率は依然として高く、その失業者数は全体の5分の1を占める。
男女別にみると男性が前年同期比1.6ポイント低下の4.4%、女性は2.2ポイント低下の4.1%となり、女性の失業率の改善が顕著となった。
平均失業期間は18.0カ月、失業期間が1年以上の長期失業者は全体の46.8%だった。
1月末時点の求職者数は28万8,000人で、前年同月から19.7%減少した。