トルコの格安航空会社(LCC)ペガサス航空は8日、独エアベルリンが保有するトルコのLCC、イズエアの株式29.51%を取得し、出資比率を98.63%に引き上げると発表した。現地日刊紙『ヒュリエット』によると、買収価格は120万ユーロ。航空監督局および競争当局の承認を経て取引が成立する。
イズエアはエーゲ海沿岸のイズミールを本拠地とし、2006年に運航を開始した。ペガサス航空は10年に同社の株式約70%を取得し、筆頭株主となった。イズエアはエアベルリンがペガサス航空との業務提携の一環として12年に資本参加した後、一時は「エアベルリン・トルコ」のブランド名で営業していたが、14年以降はペガサス航空とコードシェア便を運航している。
ペガサス航空はトルコ国内の33都市を含め、欧州と中東を中心に40カ国の100都市に就航している。