米電機大手エマソン・エレクトリックがロシア南部のチェリャビンスクにある拠点を拡張する。同国の資源産業の拡大に対応し、石油・天然ガスプラント向け製品の生産やエンジニアリングサービスを増強する。ファー最高経営責任者(CEO)が8日、露『スプートニク通信』に対し明らかにした。
ファーCEOは「ロシアは重要市場だ。同国の資源産業は今後も拡大が見込まれる。我々は拠点の整備を通じてニーズに合った製品やサービスを提供する」と意気込みを述べた。
エマソンは2015年、プラントの制御機器・システムを手掛けるエマソン・プロセス・マネジメント事業部を通じ、4,000万ドルを投じてチェリャビンスク拠点を開所した。同拠点では石油・天然ガスプラントの計装・制御機器や計測機器、コントロールバルブを生産するほか、プロセスマネジメントやエンジニアリング業務を手掛けている。施設面積は2万4,000平方メートルで、4万3,000平方メートルまで拡張できる。