チェコのシュコダ自動車が13日発表した2月の販売台数は前年同月比3.1%増の8万1,200台となり、2月としては過去最高を記録した。主力市場の西欧が堅調だったほか、中東欧で二桁の増加幅を記録し、全体を押し上げた。
販売台数を国・地域別でみると、トップの中国は1万5,000台で前年同月を18.8%下回ったものの、他の主要地域は軒並み上回った。西欧は7%増の3万4,800台で、主力のドイツは4.5%増の1万2,600台だった。伸び率はオーストリア(64.7%)、ベルギー(27.1%)、イギリス(23.6%)、イタリア(20.1%)で特に大きかった。
中欧は12.9%増の1万7,400台だった。主要市場では、本国チェコが8.8%増の8,200台に、ポーランドが16.3%増の5,700台に増加した。
ロシアを除く東欧は13.3%増の2,800台だった。ロシアは国内自動車市場の低迷にも関わらず4.6%増の4,300台に増加した。
モデル別では新モデルの大型SUV「コディアック」が100%、中型車「スペルブ」が17.1%、小型車の「ファビア」と「ラピッド」はそれぞれ15.2%、12.1%と大幅に増加した。一方、フルモデルチェンジした「オクタビア」は8.6%減と低迷した他、コンパクトSUV「イェティ」は15.7%、「シティゴ」は16.4%と大きく減少した。