独車部品プレー、ルーマニアにR&D拠点

独自動車部品メーカーのプレーは16日、ルーマニア北東部のヤシに研究開発(R&D)センターを開設した。まず車内コントロールパネル用の電子装置の開発に着手する。中部ブラショフ工場の開発担当者も現在の50人から徐々に増員し、ルーマニアを開発拠点として強化する。

ヤシはルーマニアで最も古いヤシ総合大学や工科大学がある大学都市で、有能な技術者を確保しやすい。プレーは地元の大学との共同研究の可能性も視野に、未来の自動車技術の発信地として新拠点を整備する。

プレーは2009年にブラショフ工場で生産を開始した。多機能ステアリングホイールやエアコン操作用のタッチコントロール・スイッチなどをダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン(VW)に供給している。従業員は1,000人超で、同社の国外生産拠点としては最大規模となる。

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