ミシュラン、ルーマニアのワイヤー工場を増強

仏タイヤ大手のミシュランは3月29日、ルーマニア北西部ザラウのワイヤー工場を増強すると発表した。6,000万ユーロを投じて生産設備を増設し、2019年までに生産能力を50%引き上げる。新規雇用は140人。完工後の年産能力は6万トンに拡大する。

ザラウ工場はタイヤ内部の補強用ワイヤーとその構成部品を生産し、世界中の同社工場に供給している。現在、同工場で生産されたワイヤーの90%以上は欧州、米国、アジア地域に輸出されている。

ミシュランは2001年にルーマニアに進出した。ザラウのワイヤー工場の他、同市と南部フロレシュティのタイヤ工場など、全部で5つの拠点を持つ。同国への投資残高は4億ユーロ以上で、従業員3,300人超を雇用する。

ミシュランは2014年にハンガリーの首都ブダペストのトラックタイヤ工場を閉鎖し、生産設備の一部をザラウに移管した。

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