ポーランドで今月から、脱税防止・徴税強化を目的とした「道路貨物輸送監視法」が施行された。燃料、油、アルコール飲料、たばこなど付加価値税(VAT)税率の高い製品を輸送する際に届け出が必要となる。違反すると発送・受取者および輸送業者は高額の罰金刑が科される。
対象となるのは◇国内輸送◇輸出入◇通過輸送(トランジット)で、税関が管理する物品は除く。届け出は「道路貨物輸送監視システム(SENT)」を通じて行う。
輸送前の段階で、ポーランドに居住する発送人あるいは受取人が、貨物の名称(TARIC分類コード)や数量、総重量、VATナンバーを含む発送人・受取人の詳細などを入力し、SENTナンバーを取得する。輸送業者側も出発前に、同じSENTナンバーの下に、自社の情報(VATナンバー、事業免許番号を含む)、車両ナンバー、予定する貨物到着日・出入国日・出入国地、運送状ナンバーを追加して入力しておかなければならない。
財務省ホームページのリーフレット(英・独・仏語)は次のURLで参照できる(http://www.mf.gov.pl/en/news/-/asset_publisher/X7ac/content/monitoring-system-for-the-road-carriage-of-goods?redirect=http%3A%2F%2Fwww.mf.gov.pl%2Fen%2Fnews%3Fp_p_id%3D101_INSTANCE_X7ac%26p_p_lifecycle%3D0%26p_p_state%3Dnormal%26p_p_mode%3Dview%26p_p_col_id%3Dcolumn-2%26p_p_col_count%3D2#p_p_id_101_INSTANCE_X7ac_)。