ハンガリー1-3月GDP、4.2%増に上方修正

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2017年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比4.2%となり、速報値の4.1%から0.1ポイント上方修正された。これは14年4-6月期(4.5%)以来で最も高い伸びとなる。

季節・暦調整後では前年同期比3.8%増で、速報値の3.7%から0.1ポイント上方修正された。前期比では1.3%増で速報値と変わらなかった。

鉱工業は全体で6.8%増加した。製造業が7.8%増となったほか、昨年2ケタ台の減少が続いた建設業は25%増と大きく好転した。情報通信業は4.9%、サービス業は3%増加したものの、農業は6.3%減少した。

支出面では、個人消費支出が3.5%増と堅調だったが、政府消費支出が6.2%減となり、最終消費支出全体では1.2%の増加にとどまった。総固定資本形成は活発な設備投資がけん引して28%の大幅増となった。

輸出は9.4%、輸入は10%それぞれ増加した。貿易黒字額は7,590億フォリント(24億6,000万ユーロ)だった。(1HUF=0.40JPY)

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