露ロスアトムとハンガリーMVMが戦略提携で合意

ロシア国営原子力企業ロスアトムは19日、ハンガリー国営電力MVMと戦略提携することで合意した。ハンガリーのパクシュ原子力発電所の拡張工事に関連する従来の取引に加え、内外における原子力開発を共同で行っていく方針だ。

両社は提携内容として、◇ロシア及び第三国における原子力開発◇原子力分野における教育・訓練の強化◇共同研究開発の継続・深化――を挙げている。また、中東欧全域における再生可能エネルギー分野での共同プロジェクトの実施も視野に入れる。

MVMは2014年、原子炉2基を増設するパクシュ原発の拡張工事をロスアトムに発注。これに関連して保守・メンテナンスサービス、燃料供給もロスアトムに委託した。原子力業界団体の世界原子力協会によると、新設の第5号機、第6号機はそれぞれ2024年、25年の稼働が予定されている。

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