キルギス政府は先ごろ、同国とロシアなどが加盟する集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国に対し、防衛装備品の製造拠点を同国に設置することを提案した。ラザコフ副首相が首都ビシュケクで開催された軍事経済協力機構の国家間会議で表明したもので、加盟国の軍事企業が協力して複数の合弁会社を設立することを呼び掛けた。同副首相はそれにより加盟国間の軍事的、政治的及び経済的なつながりを強化することができるほか、生産拠点を同国内に置くことで製造業の基盤を確保し、輸出を増加させることができると述べた。
CSTOにはキルギスのほか、ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、アルメニア、タジキスタンが加盟している。