チェコの生ビール市場が久々にプラスに転じた。市場調査大手ACニールセンの最新調査によると、2017年5月までの1年間の売上高は前年同期比で1%弱とわずかながら増加した。また、瓶・缶ビールも1%上回った。
最近は飲食店で飲む生ビールよりも小売店で買う瓶・缶ビールの方が人気だ。瓶・缶ビールの価格(500cc)は15.70コルナ(約0.6ユーロ)と、生ビールの9.40コルナ(0.4ユーロ)より高いが、販売量が10%以上伸びる人気を示した。
種類別では、ホップの風味の強い「ドライホッピング」やアルコール度の強いビール、ノンアルコールビールのほか、リンゴをベースにした発泡酒「シードル」の消費が増えている。
一方で、ビールにレモネードを混ぜた「ラードラー」は成長が止まり、減少に転じた。(1CZK=4.79JPY)