ベラルーシが今年6度目の利下げ、政策金利12%に

ベラルーシ中央銀行は6月29日、主要政策金利であるリファイナンス金利を13%から12%に引き下げることを決めた。利下げは今年6度目。7月19日から新金利を適用する。翌日物貸出金利(上限金利)も15%から14%に引き下げる。

インフレ率の低下が連続利下げの追い風となっている。今年4月のインフレ率は6.3%で、昨年12月の10.6%から大きく低下した。6月は6.2%に低下する見込みで、価格変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアインフレ率は5.3%との観測だ。通貨供給量は5%増と緩やかな増加ペースを維持しており、自国通貨ベラルーシ・ルーブルの為替相場も安定していることから、中銀はインフレ率がさらに低下すると見ている。

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