欧州唯一の恐竜ロボットメーカーであるチェコのジリ・マカレック(Jiri Machalek)が、ロシア西部のベルゴルドに恐竜アトラクション施設の「ディノパーク」を開設する。同社にとり9つめの施設で、8月5日にオープンの予定。88台の動く恐竜ロボットのほか3Dシネマなどのアトラクションがある。10日付のチェコ経済紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』が報じた。
チェコ西部のプルゼニに本社を置くマカレックは2003年、同市に最初のディノパークをオープンした。その後、国内のプラハ、リベレツ、ヴィシュコフ、オストラバ、スロバキアのブラチスラバ、コシツェ、スペインのアルガールでも開設した。この内の幾つかは隣接する動植物園の設備を共有する形を取っており、ベルゴルドの新ディノパークも動物園の隣に建設された。
同社は科学的知見に基づいた固定ないし動く動物ロボット1,000台以上のほか、疑似岩石や、恐竜が生息した時代の疑似発掘物を生産してきた。従業員はわずか20人で、観光シーズンにはディノパークのために数百人のスタッフを臨時雇用する。同社のディノパークの合計入場者数は年間約150万人。