ロシア経済成長率、第2四半期は2.5%に

ロシア連邦統計局(ロススタット)が11日発表した2017年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)伸び率(速報値)は前年同期比2.5%となり、前期の0.5%から2ポイント拡大した。伸び率は2012年10-12月期以来の高水準となる。

ロシア経済は2014年半ばから縮小を続けていたものの、原油相場の上昇を追い風に回復し、昨年10-12月期にはプラス成長に転じた。今年も鉱工業生産の好調、個人消費の回復など内需に支えられ、成長を維持している。

連邦統計局は今年から新しい集計法を採用している。この方式で計算した2015年、16年の経済成長率はそれぞれマイナス2.8%、マイナス0.2%となった。

同統計局はこれまで独立官庁だったが、4月から経済省の管轄下に入った。オレシュキン経済相は以前から同局の統計値を「過小評価」と批判していた。

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