ブルガリアのEV普及、技術面の整備必要=業界団体

ブルガリアで電気自動車(EV)の普及が遅れている。同国の電気自動車協会(BAEPS)は当初、2013年末までにEV登録台数1万台を目標に掲げていたものの、16年通期の登録台数はわずか800台超、今年7月時点でも1,000台と遠く及ばない。同協会のヴァシレフ会長は、EV購入時の補助金や駐車料金免除などの優遇措置だけでは不十分だと指摘。メンテナンスに必要な点検や車両技術に関する監督体制の整備が必要だと強調している。

BAEPS はEVの充電ステーションについても13年末までに2,000カ所に設置することを目標にしていたが、15年末時点の設置数は30に満たず、欧州連合(EU)加盟国の中ではリトアニアと並んで低い数だった。一方、昨年からは最新の高速充電ステーションの設置も始まるなど、インフラ整備も徐々に動き出した。首都ソフィアでは今後2年間で80カ所に新設する計画だ。

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