スロバキア統計局が5日発表した2017年4-6月期の失業率は8.1%となり、前年同期比で1.5ポイント改善した。性別では男性が8%、女性は8.3%で、それぞれ0.5ポイント、2.6ポイント改善した。失業者数は15.7%減となる22万3,200人だった。
失業者数を年齢層別にみると、35-49歳で7万6,400人と最も多く、全体の34.2%を占めた。ただ、全年齢層で失業者数は減少しており、25-34歳の層では1万2,300人減少した。また未就労者が失業者数全体の22.6%を占めた。
失業前に就いていた仕事を分野別にみると、鉱工業が18.9%と最も多かった。失業者数が最も増えたのはホテル・外食産業で、1万9,000人増加した。
失業者数を県別にみると、最多は東部のプレショフ県で5万500人、次いで中南部のバンスカー・ビストリツァ県で4万3,000人だった。一方、減少幅が最大だったのは西部のトルナヴァ県で33.9%、次に中西部のニトラ県で30.1%だった。失業率が最も高いのはバンスカー・ビストリツァ県で12.9%だった。