チェコのシュコダ自動車が10日発表した9月の販売台数は前年同月比5.4%増の11万2,900台となり、単月として過去最高を記録した。販売台数の増加は22カ月連続。欧州とロシア、インドで大きく伸びたほか、2月発売の大型SUV「コディアック」がけん引した。シュコダ自は、今月末の新小型SUV「カロック」市場投入を控え、今後も好調が続くと見込んでいる。
販売台数を地域別にみると、西欧は5.8%増の4万8,500台で、主力のドイツは8.8%増の1万7,700台だった。中欧は8.1%増の1万6,400台へと拡大し、本国チェコは11.1%増の7,800台だった。
東欧ではロシアが20.1%増の5,800台で、同国を除いた台数は40.8%増の4,400台だった。
一方、国別で最も販売台数が多い中国は4.5%減の3万600台に縮小した。「ラピッド」と「オクタビア」のモデルチェンジが主な原因と見られる。インドは37%増の1,600台だった。
モデル別では「コディアック」が1万3,300台と好調で、旗艦モデル「スペルブ」も1万3,900台と2.9%増加した。