トルコのエルドアン大統領は17日、訪問先のポーランドで同国のドゥダ大統領と会談し、両国の経済関係を強化することで合意した。貿易額を5年以内に現在の60億米ドルから100億ドルに拡大することを目指す。
両大統領は貿易、科学、教育、文化の各分野で合計5本の協定に調印した。トルコ航空によるポーランド便の増便などが含まれる。トルコ側はまず、エネルギー、金融、自動車、食品、化学産業を重点に、ポーランドとの提携を広げていきたい意向だ。
エルドアン大統領はまた、ドイツなどEU主要国とトルコとの関係が冷却していることについて、同国の加盟交渉を継続するか打ち切るかの判断はEU側がすべきという態度を明確にした。これに対しドゥダ大統領はトルコのEU入りを支持する姿勢を改めて確認した。