チェコ最大のリチウムイオン電池工場が着工

チェコで16日、国内最大のリチウムイオン電池工場の建設が始まった。投資額は10億コルナ(約3,500万ユーロ)。事業母体のマグナ・エナジーストレージ社を私募ファンドのバッテリー・ユナイトが支援する。2019年前半の完工予定で、6カ月間のテスト期間を経て生産を開始する計画だ。

工場の建設地はポーランド国境に近いハヴィジョフ近郊。年間生産能力は1.2ギガワット時で、電池メーカー「HE3DA」設立者のプロハスカ氏が開発したHE3DA技術を採用したリチウムイオン電池を生産する。同製品は既存の電池に比べ効率が高く、コストも大幅に抑えることができるという。工場にはロボットを導入してオートメーション化し、環境に配慮した生産施設を目指す。

プロハスカ氏は2009年にHE3DA社を設立。自社でもオストラバに年産能力250メガワット時のリチウムイオン電池工場を建設し、本格的な生産に乗り出す計画だ。(1CZK=5.18JPY)

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