ルーマニアのアルミ製造最大手アルロ(Alro)が、南部のスラティナにある精錬所のエネルギー効率改善に向け、2021年までに計1億9,000万米ドルを投資する。現地経済紙の『Ziarul Financiar』によると、すでに今年上半期に第1段階として1,600万米ドルが投じられた。第一次および第二次アルミニウム、冶金アルミニウムの精錬に関する対策で、エネルギー消費を抑えるだけでなく環境負荷を軽減する効果も期待できるという。2021年までに汚染物質の排出をほぼゼロに抑え、廃液もほぼ100%リサイクルする体制を整える。
ドブラー所長によると、同精錬所は今後4年で国際市場における拡販体制を大幅に拡充し、自動車や航空機産業分野における重要サプライヤーとしての地位を確立することを目指している。