電機大手の独シーメンスは先ごろ、チェコ南西部のドラーソフに持つ工場を拡充する計画を明らかにした。2億6,000万ユーロを投じ、発電機や電動モーターの生産施設の近代化と拡張を行う。来年中に着工し、2019年末に完成する予定。
シーメンスは近年、同工場の拡充に力を入れている。今後は物流機能を備えた生産施設のほか事務所棟を建設していく予定。現地CTK通信によると、同社のチェコへの投資額は今後7年間で70億コルナ(2億7,340万ユーロ)に上る見通しだ。
ドラーソフ工場の主力製品はガス及び蒸気タービン向けの発電機で、年間約350基を生産し、その多くを輸出している。
シーメンスは1994年に同工場を買収した。現在の従業員数は約700人。(1CZK=5.21JPY)