ハンガリーとポルトガル、VCファンド設立

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は6日、同国とポルトガルを対象とした投資ファンド、イースト・ウエスト・ベンチャーキャピタル(VC)ファンドを設立したと発表した。今後8年間で2,000万ユーロを両国の中小企業に投資していく予定で、資金の40%はハンガリー企業に投資する。同ファンドを通じ、ハンガリー企業はポルトガルの持つアフリカや南米市場へのアクセスを利用できる一方、ポルトガル企業はハンガリーが強みを持つ中東欧、バルト3国及び中央アジアとのつながりを活用することができる。

同ファンドにはハンガリー最大手銀行のOTP銀、石油ガス大手MOL及び国営の輸出入銀行(EXIM)などが出資する。運用はポルトガルで登録しているアルパック・キャピタル(Alpac Capital)が行う。

シーヤールト外務貿易相はまた、同ファンドは投資先企業の経営に積極的に関与していくと述べた。

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