ポーランド政府は7日、同国の空の玄関口であるワルシャワ・ショパン空港に代わるハブ空港の建設を閣議決定した。航空旅客数が拡大する一方で、同空港の処理能力が限界に近づいていることを受けたもの。事業費は関連の鉄道・道路インフラ整備を含めて300~350億ズロチ(70億~80億ユーロ)に上る。2027年末の完工を予定する。
建設予定地はワルシャワの南西約40キロメートルに位置するバラヌフ。年間旅客処理能力は当初4,500万人で、最大1億人まで拡張できるという。
ポーランドの2016年の航空旅客数は約3,400万人で、前年から12%拡大した。政府は2035年には9,400万人に増加すると予測している。
ショパン空港の昨年の旅客数は1,280万人で、2020年に処理能力が限界に達する見込みとなっている。(1PLN=31.14JPY)