独シーメンスは24日、同社のサプライヤーでアルミ製鉄道車両部品を手掛けるセルビアのミラノヴィッチ・エンジニアリング(Milanovic Inzenjering)を買収すると発表した。鉄道車両事業における同国市場での地位を固めるとともに、世界での生産ネットワークを強化する狙いがある。当局の承認を経て、来年初めの手続き完了を見込む。取引額などの詳細は明らかにしていない。
シーメンスは今回の取引を通じ、同国中部のクラグイエヴァツにあるミラノヴィッチ工場は「グループの鉄道車両部品生産で重要な拠点になる」とコメントしている。
ミラノヴィッチは鉄道車両の車体を手がける。従業員は430人で、昨年は1,530万ユーロの売上高を計上した。