ハンガリーのバス製造大手イカルス(Ikarus)は4日、バス1,000台をイランに供給する契約を同国の産業鉱山開発公社と結んだ。年産台数の3分の1に相当する大型受注で、一部は現地生産する。
イカルスはイランをロシア、中国に次ぐ輸出先の柱のひとつと位置付けている。中国事業では、すでに電気自動車(EV)メーカーの銀龍新能源と合弁会社を設立。ロシアでは商用車大手カマズなど提携候補企業と交渉を進めている。
今回の契約は、ヴァルガ経済相のイラン公式訪問を機に調印された。同訪問ではこのほか、◇保健部門における提携協定締結◇高等教育機関・研究所間の提携強化で基本合意――などの成果があった。
また、ハンガリー輸出入銀行は、両国企業の提携プロジェクトに対し、1億6,200万米ドルの融資枠を設けた。