ベラルーシの大型輸送車両大手ベルアズ(BelAZ)は4日、米ディーゼル・ガスエンジン大手のカミンズから今後2年間で一層多くのLNG(液化天然ガス)エンジンを購入する方針であることを明らかにした。同社のパルクホムチェイク最高経営責任者(CEO)は「2018年から19年にかけて、積載量90~240トンの各モデルにLNGエンジンモデルを追加したい」と述べた。
カミンズ製エンジンの購入数は2016年に469個だったのが、鉱山用車両の生産量増加により今年は既に800個以上に増加、購入額も1億米ドル以上に拡大している。
ベルアズは1992年にカミンズ製エンジンの購入を開始した。現在、同社はカミンズのCIS諸国での主要パートナーとなっている。カミンズ製エンジンを搭載したベルアズの車両はこれまで6,000台以上がロシア・CIS諸国に輸出されている。
ベルアズは1948年創業で、2010年に株式会社化された。中部ジョジナに本社を構える。主に鉱業・土木業界向けの大型・超大型運搬トラックを生産している。