中欧石油大手のハンガリーMOLが来年、ブダペストでカーシェアリング事業「MOL-Limo」を立ち上げる。フォルクスワーゲンの小型車「up!(アップ)」200台と電気自動車(EV)「e-up!」100台でスタート。毎年100台増やし、2021年までには全てEV化する。
利用するにはオンライン登録が必要だ。登録料は当初無料で、月会費990フォリント(約3.2ユーロ)に加え、利用時に1分当たり66フォリント(約0.2ユーロ)支払う。指定駐車場はなく、アプリで空車の場所とバッテリー残量(走行可能距離)を確認して借りる仕組みだ。返す時もサービス域内であれば乗り捨てでよい。
燃料・電気代および駐車料金は事業者負担。給油・充電作業も事業者が行う。
ブダペストではすでに「グリーンゴー(GreenGo)」がEVカーシェアリングサービスを展開している。同社は月会費990フォリントで利用1分当たり65フォリント。月会費のないプランでは1分80フォリントとなっている。また、利用登録時に4,900フォリントを利用者アカウントに入金することが必要だ。(1HUF=0.42JPY)