モンテネグロ政府、国営航空会社救済

モンテネグロ政府は先ごろ、国営航空会社モンテネグロ航空に対し520万ユーロの資本注入を行った。多額の負債を抱えた同社についてはこれまで売却か破綻処理かをめぐって議論が交わされてきた。同国のラドゥノビッチ財務相は同社救済の理由について国庫歳入の増加を挙げた。

現地メディアによると、昨年末時点での同社の負債はポドゴリツァとティバトの両空港に対するものが1,925万ユーロのほか、セルビア・モンテネグロ航空運輸サービス(SMATSA)に対するものが1,000万ユーロある。このうち後者の1,000万ユーロについては政府の決定に基づき返済する必要がある。また、230万ユーロに上る上記2空港の収益はモンテネグロ航空に対する銀行貸付の担保に充当される。

1994年に設立された同社は中型機のエンブラエル195型を3機とフォッカー100型2機を保有している。

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