ポーランド中央統計局(GUS)が19日発表した12月の鉱工業生産指数は前年同月比で2.7%の上昇にとどまり、上げ幅は11月の同9.1%から大きく縮小した。市場は2.9%の上昇を予測していた。前月比では1.2%の低下。
34業種のうち26業種で前年同月比がプラスとなった。上げ幅が最も大きかったのは「機械・設備の修理と据付」(14.3%)で、「その他の輸送機械・器具」(11%)、「ベースメタル」(10.7%)も大きく伸びた。「紙・紙製品」(7.6%)、「コークス・石油精製品」(7.5%)、「非金属鉱物製品」(6.9%)、「電気設備」(6.5%)、「ゴム・樹脂製品」(6.3%)も堅調だった。
一方、「石炭・褐炭」は18.4%と大きく後退し、「コンピューター・電子・光学機器」(6%)も落ち込みが目立った。「化学品・化学加工製品」(2%)も振るわなかった。
同日発表された12月の建設業生産指数は前年同月比で12.7%拡大した。