ロステック、独シーメンスと医療診断センター網構築で提携

ロシア国営持株会社ロステックは11日、子会社のロスエレクトロニクスが独電機大手シーメンスと昨年末に、医療診断センター・ネットワーク構築での提携で合意したことを明らかにした。医療検査・試験の統括機関と各地の診断センターの国内連携体制を共同で整備する。第1段階の投資規模は40億ルーブル(5,800万ユーロ)が見込まれている。

診断センターは患者の生体組織の分析・処理サービスを集中管理し、国内の地方行政機関と連携する形をとる。当面は国内3地方の中核都市に設置し、将来的に拠点を拡大する方針だ。医療担当者の技術向上を目的とした研修なども検討している。

シーメンスは医療診断ネットワークに医療機器部門を通して技術とノウハウを提供する。また、提携の一環で自社の医療診断装置・機器を現地生産する可能性についても検討する。(1RUB=1.96JPY)

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