EBRD、トルコのスナック食品メーカー投資計画を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は1月30日、トルコのスナック食品メーカー、ペイマンに3,200万ユーロを融資すると発表した。同社は調達した資金を新工場建設など事業拡張に向けた投資計画に充てる。今回の融資はオランダ開発銀行FMOとの協調融資で、FMOが1,000万ユーロを拠出する。

ペイマンの新工場は国内北西部のエスキシェヒル工業団地に位置し、敷地面積は5万9,000平方メートル。今年6月末ごろに稼働を開始し、を見込む。2023年までに生産能力を当初の2倍の4万5,000トンに増強する計画だ。主に欧州市場に輸出する。

ペイマンはまた、高品質の原料を安定的に確保できるよう、生産者からの直接調達を強化する。EBRD、地元大学、職業学校の協力によるサプライヤー開発プログラムを通して、生産者300人に技術研修を行う計画だ。

ペイマンはドライフルーツ、ナッツ、種、ポップコーンを製造し、欧州、中東、米国、豪州、ロシア、中国など40カ国以上に輸出する。2016年にプライベートエクイティ(PE)ファンド大手の英ブリッジポイントに買収され、事業拡張に着手した。

上部へスクロール