仏小売大手オーシャン、ハンガリーに大型物流センター

仏小売大手のオーシャンが、ハンガリーのブダペストに物流センターを設置する。同国事業拡大戦略の一環で、国内店舗およびオンライン通販に対応する統合物流拠点として整備する。投資額は数10億フォリントに上る見通し。敷地面積は8万7,200平方メートルで、一社が単独で使用する物流施設としては国内最大規模となる。年内の開所と、数100人の雇用を予定する。

新物流センターの設計開発を受注した豪不動産開発大手グッドマンによると、ブダペスト空港の近くでグッドマンが運営するユッレ空港物流センター内に設置する。サプライチェーンの効率化を図るため包装工程や運搬の自動化に対応するほか、従業員向けに福利厚生施設も充実させる。

オーシャンは1998年にハンガリーに進出。現在はハイパーマーケット19、スーパーマーケット1、ガソリンスタンド18の販売網に加え、オンラインショップを展開している。このうちスーパーマーケットはオンラインショップの注文品受取場所としての重要性から、今後5年間で60店舗を増設する計画だ。総従業員数は約7,000人。(1HUF=0.43JPY)

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