独自動車大手のBMWが同社にとって初めてとなるロシア工場をバルト海沿岸のカリーニングラードに建設する可能性が高まっているもようだ。ロシアのデニス・マントゥロフ産業貿易相は15日、ロシア現地紙『ベドモスチ』に、BMWのロシア工場の建設地がカリーニングラードの空港に近いラブロヴォ産業パークに決定したと明らかにした。当初は、モスクワ圏、カルーガ、サンクトペテルブルクも候補に挙がっていたという。
一方、BMWは取材に対し、「カリーニングラードにおけるBMWの長期に渡るプレゼンス、魅力的な投資環境、地元政府の支援などから、候補地の一つとなっている」とコメントするにとどめている。
BMWはロシアでは1999年から、カリーニングラードにおいて自動車の受託生産を手がけるロシアのアフトトルにロシア市場向け車両の生産を委託している。