ルーマニア国家統計局(INS)が7日発表した2017年通期の経済成長率は前年比で7.0%となり、16年の4.8%から加速した。農業と製造業の好調に支えられた。
17年通期の成長率を分野別に見ると、製造業は前年比8.0%、最終家計消費は6.6%、総固定資本形成は5.4%、農業は18.3%とそれぞれ拡大したものの、建設業は0.3%減と低迷した。
モノ・サービスは輸入が11.1%、輸出が9.5%それぞれ拡大した。
17年10-12月期(第4四半期)の成長率は前年同期比で非調整値が6.9%、調整値が7.0%拡大した。前期比では調整値が0.6%拡大した。
同国の17年度予算では経済成長率6.1%、財政赤字は対国内総生産(GDP)比で2.96%が予定されていた。
財務省は今年2月、当初予測よりも各部門での好調さが期待できることから、18年度の成長率予測を5.5%から6.1%に引き上げた。