自動車内装品大手IAC、チェコに高級車ドアパネルの新工場

自動車内装部品大手のインターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツグループ(IAC、本社:ルクセンブルク)はこのほど、チェコ西部プジェシュティツェの拠点に高級車用ドアパネルの新工場を開設した。投資額は4,000万ドル超。高級ブランド向けサプライヤーとしての生産能力を整備し、市場地位の強化を図る。

新工場はプジェシュティツェの第2工場の拡張計画の最終段階として建設されたもので、敷地面積は3万2,000平方メートル超。ドアパネルを年間で60万枚生産し、中東欧に工場を持つ高級車メーカーに供給する。800人の雇用を創出し、既存の第2工場とヘッドライナー(天井内張)を生産する第1工場を合わせた従業員数は2,100人となる。

IACはドアパネル、インパネ、コンソールなどの内装部品大手。2017年の売上高は44億ドルだった。チェコにはザークピー、ムラダー・ボレスラフ、ホドニンにも生産拠点を持つ。顧客はオペル、フォード、フォルクスワーゲン(VW)、BMW、ジャガー・ランドローバー(JLR)、ダイムラーなど。

上部へスクロール