クロアチアEVメーカーのリマック、新型スポーツカーを生産

クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・オートモビーリ(Rimac)は先ごろ、新モデル「コンセプト2」の生産計画を発表した。150台限定とし、2020年から納車する予定。同モデルは出力が1.4メガワット、最高速度は時速412キロメートルに達する。停止状態から時速100キロへの加速性能は1.85秒で、米テスラのEVスポーツカー「ロードスター」を上回る。

同社はまた、中国のバッテリー大手駱駝集団(Camel Group)と共同で電気モーターとバッテリーの生産工場を中国国内に年内に建設する計画も明らかにした。投資額は1億5,820万ドル。リマックが500万ユーロを投じて湖北省にある駱駝集団の工場の株式40%を取得し、合弁会社Zhongke Luo Rui Technology Co.を設立する。同工場では中国国内向けに生産し、その他の市場についてはクロアチア工場が製品を供給する。リマックは昨年9月、駱駝集団から3,000万ユーロの投資受入れで合意していた。

2009年創業のリマックは高級EVスポーツカーのほか、ドライブトレイン及びバッテリーの開発及び生産を行っている。リマック・オートモビーリとグループ企業のEVバイクメーカー、グレイプ・バイクス(Greyp Bykes)を合わせた従業員数は350人。

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