電線メーカーの米ビズリンク、セルビアに新工場

台湾系電線メーカーのビズリンク(Bizlink、本社:米カリフォルニア州フレモント)は先ごろ、セルビア南部のプロクプリエで新工場を開所した。家電や電子機器向けのケーブルシステムを生産する。従業員は350人で、将来増員する計画。セルビア子会社のビズリンク・テクノロジーSRBを通じて運営する。

ビズリンクのフェリックス・テン最高経営責任者(CEO)によれば、同社は新工場開設を機に欧州事業を拡大し、新たな顧客獲得に努める。

同社は昨年、独同業レオニの家電・電気工具向けの電線事業を5,000万ユーロで取得し、欧州市場における事業基盤を確保していた。

ビズリンクは1996年に台湾で設立、2009年に本社機能を米シリコンバレーのフレモントに移管した。中国、マレーシア、メキシコ、米国に工場を持ち、IT、自動車、医療機器、太陽光発電業界などに製品を供給している。

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