鉄道車両シュタッドラー、ハンガリー拠点を増強

スイス鉄道車両メーカーのシュタッドラーがハンガリー中東部のソルノクにある拠点を増強する。現地子会社のドゥナイ社長が3月末明らかにしたもので、新工場を建設し生産能力を2倍に引き上げる。投資額は100億フォリント(3,210万ユーロ)で、このうち約1割を最新技術の導入に振り向ける。

新工場の立地はソルノクの元製糖工場跡地で、第1段階として今年7-9月期までに生産施設を開所する。建物面積8,000平方メートルのうち生産部門が7,000平方メートルを占める。第2段階として来年7-9月期までに倉庫施設を完成させる計画だ。

シュタッドラーは2009年、中東欧での需要拡大に対応するためソルノクで生産を開始した。連接式低床車両の「FLIRT」と「GTW」を地元のハンガリー国鉄(MAV)やハンガリーとオーストリアの合弁鉄道会社GySEV、欧米の顧客に供給している。国内の従業員数は現在約400人。ブダペスト近郊のプスタサボルチにメンテナンスセンターがある。(1HUF=0.42JPY)

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