チェコのネット通販利用率、欧州トップ

市場調査大手の独GfKとチェコ商工会議所は10日、チェコの昨年のネット通販利用率が欧州で最も高かったとする調査結果を発表した。現在、国内では工業製品と非食品の43%以上がオンライン経由で購入されている。同割合を欧州の国別でみると、チェコの後にオランダ(35%)、スロバキア(34%)、イギリス(33%)が続く。欧州連合(EU)の平均は24%。

購入商品の内訳をみると、IT製品が36.5%と最も多く、カメラが32.4%で続いている。前年からの成長率が最も高かったのは小型家電(24.5%増)で、これに大型家電(21.6%増)が続く。

ネット通販の支払い方法をみると、チェコでは他の欧州諸国とは異なり代金引換が好まれる傾向にあり、17年には顧客の28%が同方法を選択した。16%はカード決済、9%は銀行振込を選んだ。

チェコは人口1人当たりのオンラインショップの数でも欧州トップとなっている。2017年には前年から3,900店増えて4万100店舗となった。今後も数年間は増加するとみられている。

ネット通販の昨年の売上高は前年比で18%増の1,150億コルナ(45億4,000万ユーロ)に達し、小売売上高に占める割合が初めて10%を超えた。(1CZK=5.23JPY)

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