独自動車大手のダイムラーは14日、ハンガリー中部ケチケメートにあるメルセデスベンツ工場で、新型「Aクラス」の製造を開始したと発表した。先月の独ラシュタット工場に次ぐもので、Aクラスは今後、フィンランドの提携先ヴァルメト・オートモーティブのウーシカウプンキ工場でも生産される。
ケチケメート工場ではAクラスの生産始動に伴い、「Bクラス」の製造を終了する。「CLAクラス」及び「CLAシューティングブレーク」は継続生産する。
ハンガリー現地子会社のヴォルフ取締役はまた、ケチケメート拠点の拡充に約10億ユーロ投資する方針を改めて確認した。同地に第2工場を建設する内容で、年内に着工し、来年中に完工する予定だ。これにより、従業員数が現行の4,000人から6,500人に増加する見込み。
ケチケメート工場は昨年、19万台を生産し、売上高で前年比4.4%増の36億ユーロを計上した。