ポーランド下院は先ごろ、同国中部に位置するバラヌフ村に新たな大型空港を建設するプロジェクトを承認した。新空港は首都ワルシャワと同国第2の都市であるウッチの間に建設され、東欧および中欧のハブ空港としての役割を担う。2027年~28年に開港する予定。年間利用者は当初4,500万人ほどと見積もられているが、将来的に1億人にまで拡大するとみられる。
新空港の建設に伴い、拡張工事が困難なワルシャワ空港の混雑緩和が期待される。ただ、野党議員からはプロジェクトの経済的な見通しの甘さを指摘する声も出ている。
建設予定地のバラヌフでは6月17日、当該プロジェクトの是非を問う住民投票(法的拘束力はない)が実施される予定。