トルコのボザンカヤ、タイ向けに地下鉄車両輸出

トルコの鉄道車両大手ボザンカヤ(Bozankaya)は19日、同社と独電機大手シーメンスからなるコンソーシアムがタイに向けて地下鉄車両の輸出を開始すると発表した。1編成4車両からなる22編成(最大乗客数1,572人)を同国の公共交通運営事業者であるバンコク大量輸送システム(BTSC)に供給する。6月末に第一期輸出を行い、来年にかけて全編成を納入する。同事業の受注額は4,610万米ドルで、トルコの対タイ輸出では過去最高額。同国初の地下鉄車両の輸出案件となる。

22編成の地下鉄車両(総重量140トン)はボザンカヤのアンカラ工場で製造された。車両は出荷から6週間後にタイ東部のレムチャバン港に到着予定。点検を経て、BTSCの運営するバンコクの近距離地下鉄網スカイトレインで使用される。スカイトレインの乗客数は1日当たり100万人超。

ボザンカヤとシーメンスからなるコンソーシアムは2016年5月、BTSCから今回の案件を受注した。その際、シーメンスは16年間の保守点検サービスも引き受けている。

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